ガンマナイフ治療ガンマナイフ治療について書いておこうと思う。 私が治療を受けているクリニックはガンマナイフ専門なので、 ガンマナイフ設置病院とは違うと思う。 どこが違うって、違うから違う。 説明がうまくできない。 他の病院で治療を受けている患者が、ガンマナイフ治療が必要だと判断されて紹介でやってくるらしい。 そんなことはどうでもいいが、それだけに専門性が高いってこと。 脳外科専門医が紹介するのだから。 現在日本にはガンマナイフ設置施設が51ある。(2008年の時点で) しかし器械の数がそれだけあるということで、 ではその器械を使いこなせる医師がそれだけいるかというと、 それはまた別だ。 器械があればいいってもんじゃない。 これはとっても重要なことだ。 私は自分の経験の事しか書けない。 だから書いておく。 私の脳腫瘍は髄膜腫で良性腫瘍。 場所が悪くなくて、全摘してしまえばほとんどが治る腫瘍だ。 髄膜腫にガンマナイフ治療をすることは、10%くらいなのかな。 普通の場合は開頭手術で治す。 できた場所が頭蓋底にあったりして、メスを入れるのが危険な場合に ガンマナイフ治療を施す。 そういう意味では、最先端の夢の治療といえる。 この器械のなかった時代。少し前までなら手術で無理にとってしまっていた。 それがその頃の最良の方法だったからだ。 今でも神の手とか言われ、やってしまう医師、 私に言わせると、前時代的な脳外科医もいる。 それをしてしまうと、確かに脳腫瘍そのものはなくなって、再発もしないだろう。 しかし、患者のQOLを考えると、 いろいろな運動野を欠損したりして、その後の生活はどうなるの? ということになる。 歩けなくなったり、眼がみえなくなったり、、、、 はたまた意識が回復しないまま生きつづける。 これって患者が本当に生きてることになる? 患者が生きていると感じられるように、生かすのが医者の仕事なのだから、 医者が自己満足(腫瘍をとったぞ、俺は、なんてね。)するのなんて、 医者の仕事ではない。 話がそれた。 そのガンマナイフ治療について、 だいたいどこでもこんなふうに説明が書いてあるし、 私のドクターのページにも書いてある。 良性脳腫瘍(下垂体腺腫、頭蓋咽頭腫、等)や一部の神経膠腫に対する有効性も報告されています。 ただし、いずれの場合も視神経・視交叉と腫瘍が離れていることが治療の条件です。 ところが、私の腫瘍はこの条件外で、視神経・視交叉と腫瘍がしっかり交わってしまっている。 だから、8年半前に開頭手術で6~7cmの腫瘍を取り除いたあと、残りの3.8ccにガンマナイフをあててください。とガンマナイフドクターのところへ行った時、ドクターは驚いた(ようだった。) なんでここに?って。 そりゃそうだよね。 でも方法はあるんだよ。 諦めないこと。Never Give Up! 次のページ ジャンル別一覧
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